患者さんのおもいに寄り添う神経難病看護を目指します
人はその時々の状況で、やりたい事、大切にしていることがあります。
私たちは、その思いに寄り添うためベッドサイドで患者さんのお話を沢山聞き、一緒に笑い、泣き、喜び、神経難病疾患を良く知っている看護職がケアを提供します。
看護部長ごあいさつ
看護部目標
1. 質の良い看護を提供できる
- 根拠を持った看護実践ができる
- 外来・入院・地域の福祉や医療従事者との連携を強化する
- チーム医療の中での看護の専門性を発揮する
- 看護研究の推進をする
2.患者が安全で過ごしやすい環境を整える
- 感染予防に努める
- 医療事故を未然に防ぐ
- 接遇の向上に努める
3. 看護部組織を強化する
- 看護部教育プログラムを整備し、各々が自律した継続教育に参画する
- ヘルパーの教育プログラムの整備に着手する
- 難病看護師の活動内容を明確化し、増やす
4. 病院経営に参画する
- 目標稼働率を維持する
職場紹介
入院患者の7割以上が神経難病の患者さんですが病院全体は明るく元気です。入退院を繰り返す全道各地からの患者さんたちが、体調をくずして入院したにもかかわらず、患者さん同士や病院スタッフと再会を喜び合う光景がよく見受けられます。
慢性進行性の疾患の為、日々の何気ない暮らし、起きる、寝る、歩く、食べる、排泄する、入浴する、整容を保つ等々に少しずつ不自由さを生じ、やがて大きな障害に至らんとする患者さんに、その時々の患者さんの持てる力を最大限に発揮してもらいQOL(Quality Of Life)の高い生活の整えをすること、まさしく看護の基本である「療養上の世話」と「対象となる人が持っていたその人なりの健康な生活リズムに整えて行くための自助力への働きかけ」が私たち看護師の中心的業務です。
先輩からのメッセージ
患者さんとじっくり向き合える病院に勤務したいと思い当院に就職しました。学生時代から神経難病の方と関わったことはほとんどなく、神経内科での勤務に不安もありましたが、今は当院に勤めて本当に良かったと思っています。
神経難病は慢性的な経過を辿ることが多く、入退院を繰り返しながら何年も病院と付き合っている方が多くいます。
症状の経過も生活環境も家族関係も様々で、個別性に合わせた看護を考える機会が多くあります。
その方やご家族にとってより良い退院後の生活を整えるために、他職種と協力して関わっているところや、困った時や悩んだ時に相談できる先輩方が多くいるところも当院の魅力です。
私はどちらかというとマイペースな方なので、ゆっくり患者さんの看護を考えて展開していくという部分では(慢性期が)自分に合っているのかなと思います。
やっぱり看護というとギスギスしたようなイメージが私はあったんですけど、ここの病院は全然そんなことがなくて、とても愛のあるというか「この人を育てよう」という気持ちが感じられて、ここで働いていて良かったと思います。
ここの病院は個人個人に合ったペースで教育してくださるので、そこがとてもいい部分だと思います。
私がこの病院に就職を決めたのは、神経内科の看護に興味があったというのと、慢性期の看護で患者さんに寄り添った看護をゆっくりとしたいと考えたからです。
先輩方がとても優しい方ばかりなので何か困っている時とか仕事が終わりそうにない時はいつも声をかけてくれるのが本当に安心できる環境で働けていると思う点です。
ここの病院の看護の特徴としては、自分で動ける患者さんが少ないので起き上がりや立ち上がりなどの介助をさせていただいたり、点滴などの看護をしています。
教育システム
看護職員の負担軽減及び処遇の改善に関する取り組み事項
当院では、看護職員の負担軽減および処遇の改善に資することを目的とする計画を策定し、これに基づき以下の取り組みを実施しております。患者さん、ご家族の皆様にも、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
1.看護職員の負担の軽減および処遇の改善に資する体制
看護職員の勤務状況の把握など
- 勤務時間 平均週37時間30分
- 夜勤にかかわる配慮
勤務後の暦日の休日の確保、夕食時間と仮眠時間の確保、看護補助者の夜勤の配置
看護職員の負担軽減および処遇改善に資する計画
- 計画の策定、年1回の見直し
- 職員に対する計画の周知(院内掲示)
取り組みの公開
- 病院ホームページに掲載
2.看護職員の負担軽減および処遇の改善に資する具体的な取り組み内容
業務量の調整
看護補助者の配置
看護職員と多職種との業務分担(タスクシフト)
- リハビリテーション部によるリハビリの送迎
- 検査課による検査終了後の患者移送
- 薬剤師による定期処方薬のセット
妊娠・子育て中・介護中の看護職員に対する配慮
- 育児休業・介護休業・深夜業の制限・育児短時間労働
重労働軽減への取り組み
- 負担軽減のための医療機器の購入
- 電動ベッドへの更新
人財確保
- 採用活動(ハローワークの活用・病院ホームページの掲載・学校訪問)
- 多様な雇用形態の導入(状況に応じて夜勤専従の配置・応援ナースの導入)