木漏れ日と小豆

「何かにならなくても生きる意味がある。私達はこの世をみるために、聞くために生まれてきた。」
 映画「あん」 の中で、亡くなる直前の徳江(樹木希林)がハンセン病の療養所で木漏れ日の中、心でつぶやいた言葉です。
徳江はほんの短い期間に得たどら焼き屋の仕事で、小豆の育った畑を想い、小豆に話しかけ、小豆の声を聞いて、見事なあんを練り上げました。

私も徳江のように日々、聞き、見て、小豆を煮るように丁寧に仕事を仕上げたいと思うのですが、 なかなか上手くいきません。

最近 一晩水につけた豆を煮て、弁当にいれています。

                      武井 

2018年6月26日 早朝 円山西町 気に入りの石に座って見た空と木漏れ日

                

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