地域医療支援部ソーシャルワーカーの小林です。
先週22日の木曜日、第5回目のサロン(あうる)を開催しました。今回は初めて地域で患者様を支えていただいている事業所の皆様にお越しいただき、「進行の早い難病ケア」と題して、当院の野中医師と難病看護師の下川看護師からの講義を中心に、37名の参加者と当院とクリニックのスタッフあわせて総勢50名近いメンバーでともに学びました。
いつものサロンでは患者さまやそのご家族と一緒に交流を支える会としてやっていましたので、初の試みに皆さん興味をもっていただけるか不安な点もありましたが、予定していた30名を超える申し込みをいただけました。最後の方は会場の関係でお断りしてしまった方もいたので、せっかく申し込みいただいたのに申し訳ないと思っております。
当日は、先生からは「多系統萎縮症の患者さんを支えるために」をテーマに病態の理解と実際に声帯や喘鳴の動画を使い症例も交えて、また難病看護師下川さんからも神経難病の患者さまの療養の特徴とその支援を時期にわけて説明され、ともにわかりやすい講義と大好評でした。
アンケートでは「今後の在宅介護の参考になりました」「次回は他の疾患を、、」とのご要望もいただき、神経難病に関する実践知識やケアの方法の共有など皆さまの関心の高さを改めて感じました。またサロンあうるでも皆さまの声をいかしながら、次回の企画を考えていきたいと思っております。この場をかりて、サロンの運営にご協力いただいた方々、お越しいただいた皆様、今回は参加できなかった皆さまも含めてありがとうございました。感謝です。