鬼監督

みなさん、こんにちは。検査課の白濱です。

前回は、「夏の思い出」として、高校で野球していた時のことを書きました。
今回はその続きになります、「監督との思い出」について書いてみようと思います。

最上級学年生になると、先輩からのプレッシャーからは解放されましたが、今度は、鬼監督が待っていました。私個人の私見ではないことは、監督が引退した時の読売新聞の地方版の記事で明らかでしょう。以下はそれから一部抜粋したものです。

「“鬼”の教え 次世代が継承」
「厳しい指導は、教え子らの間で今も語り草だ。「ぼけっとするな!」「バカヤロー」。夏には、2時間に及ぶノックで1本ごとに怒声を張り上げた。冬になると、腕立て伏せや走り込みで選手たちをたっぷり鍛えた。本業は体育教師。「本当に練習が長く感じた」とある教え子は振り返る。」

基本、練習から鬼ですが、試合になると、その勝利への執念たるや、すさまじいもので、「ぼけっとするな!」「バカヤロー」なんてもんじゃなく「※◎〒☆△×#」ってな感じで表現できません。その剣幕たるや自軍だけではなく、対戦相手ベンチまで、いや、球場全体まで沈黙させます。

面白エピソードたくさんありますが、練習の時のものを1つ紹介いたします。

我が高校のグラウンドは、内野のみ照明設備があり、外野は暗くなるとボールが見えなくなります。今年の高校野球の選手宣誓にある通り、真っ暗になるまで、ノックを受けていたのですが、さすがにボールが見えなくなったので、「監督!ボールが見えません!」と進言したところ、「臭いで分かれ―!」と返ってきました。「臭い!?」そうですね、ボールを打った時の様子、内野を通過するときの様子から、判断して捕球しろってことですね。
いやいや、さすがに無理です!

ホント書ききれないことばかりですが、私は、「初めて本物の野球の技術を教えて頂いたこと」、「メンタルが強くなったこと」、「人として成長したこと」、まさに監督のおかげだと感謝しております(って後になってから気づきましたけど)。

球場内では鬼ですが、一歩球場の外に出ると、超ジェントルマンで、体育の授業などでは、真摯に接してくださいました。ちなみに、監督は ゴルゴ13の主人公を少し柔らかくしてメガネをかけた感じです。