私の同僚

地域医療連携室のスタッフを私の席から時計周りにご紹介します。

まず、私の後ろ、背中合わせに座っているのは相談役の黒田ソーシャルワーカーです。 「黒田さんちょっと教えてほしいんですが」と声をかけると振り向きながら「ハイどうぞー」。いつでもウエルカムの姿勢、素敵です。医療や難病制度についての私の質問に丁寧に答えてくれた後は「コレ分かり易いよー」とまたもや振り向きながら資料をパスしてくれます。素敵です。

次に退院支援室の下川看護師。足音がしません。病棟勤務時代、自分の足音が患者さんの睡眠や安静の邪魔にならぬよう気を付けて歩いているうちに身につけられたようです。一言で表すと周囲への配慮の人・冷静かつ熱血漢、です・・とても一言ではおさまらない人でした。

最後に木村ソーシャルワーカー。患者さんや家族の気持ちに寄り添うことのできるワーカーさんです。担当していた患者さんの病気が進行し、通常の食事が摂りづらくなってしまった時の事。飲み込みやすい食事を作るのは介護負担が大きいのではないかとスタッフは考え、奥様に介護サービスやレトルト食品の活用をおすすめしていたそうです。木村さんは奥様と向き合ううちに「食事を作ること自体が大変なのではなくて、夫が食べられる食事をちゃんと作ってあげられないことが奥様にとって一番辛いのだと理解した」そうです。患者さん・家族の本当の苦しみを理解することはいろんな能力が必要だと思います。私よりずっと年下の木村ソーシャルワーカーを、私は大変尊敬しています。

                                        連携室 Y