想いを込めてその名を

皆様、電子の世界で初めまして。そして、通院してらっしゃる患者さんも直接お会いできる機会は少ないと思いますが、北祐会神経内科病院の片隅でコツコツと経理を担当させていただいています濱田祥蔵と申します。よろしくお願いいたします。

個人的なことで申し訳ないのですが、去年6月に自身第一子となる可愛い娘が生まれました。ぷくぷくとして、まんまるで、とても愛嬌のなる我が家の宝です。
しかし、妊娠・出産時は私も妻もいい年齢となるのに初めてのことばかりであたふた。期待と不安が募る日々の中、色々な準備で一番時間をかけたのが“赤ちゃんの名前決め”でした。

「皆から愛される子になって欲しいね。」
「性格は父ちゃんに似てほしいな~。」
「太りすぎると困るから体系は母ちゃんがいいね。」

などなど、子供の意志など関係なしに勝手なことばかりを言いながら名前を決めていくものですから、なかなか決まりません。ついには、お互や家族の名前がどうして付けられたのか深夜遅くまで話し合っていました。
そうして気付いたことが、名前を付けるということがこんなにも希望や想いにあふれていることだったということです。

当院の名称”北祐会神経内科病院”にも先代理事長の想いがこもっています。先代理事長が開院を決意したのには当時の大学病院の少ない病床数では多くの入院患者さんを受け入れることができなかった事情。そして、そのために担当患者さんが入院を断った当日に亡くなられたという悔しい想いがありました。”北祐会神経内科病院”の”北”は北海道を意味し、”祐”は救うを意味しています。つまり「北海道の神経難病患者さんを救うための病院」という想いが込められた名を名乗っているのです。

娘が自分の名前を名乗るたびに名付けた親の想いを思い出して欲しいと願うように、先代理事長の想いを我々は胸に刻みながら北祐会神経内科病院を名乗っていこうと思います。

北祐会神経内科病院 
 総務部 濱田祥蔵

医療情報管理室

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