続「MRI検査って?」

みなさん、こんにちは。診療部検査課の白濱です。
前回に引き続き、MRI検査についてお話したいと思います。早速ですが、

検査時間ってどれくらい?
検査する部位や病気の種類にもよりますが、おおむね30~40分くらいです。
MRI検査は「臓器の形が分かる撮り方」「水や脂肪がよく見える撮り方」「脂肪を抑えて炎症反応(病気)がよく分かる撮り方」など、それプラス「縦方向からの撮影」「横方向からの撮影」などを組み合わせ、医者が取り方を決めて、私たち技師が検査します。(あくまでも、撮ることを決めるのは、お医者さんです。私たち技師ではありません。)

一つの撮り方でどれくらいの時間がかかるのかというと、3分かかるものから10分弱かかるものまであります。「何とか速くできないか」と言われても、扱っている人間の力では、画期的に速くする事ができず、結局は装置の力に負けてしまいます。残念。

検査中、動いたらどうなるの?
前回、「検査中はじっと寝ていましょう」と書きましたが、動いたらどうなるかというと、ひどい場合には、下の左側の画像になってしまいます。(ちなみに右側のような画像になって欲しい!)

これでは、病気の診断が難しいですね。ある程度動いても撮影できるものありますが、当院の装置では、まだまだ全部のものに対応できていません。これも装置の力に因ります。残念。

他にもお話したいことがありますが、またまた長くなってしまいましたので、この辺で。
次回は、もう少し面白い話をしたいと思います。