みなさんこんにちは。
突然ですが、「素数」という言葉、ご存じでしょうか。数学が苦手な方でも一度は聞いたことがある言葉じゃないでしょうか。
今日はなにも数学の話をしようとしているわけではないのです。
素数は「1より大きい自然数のうち1とその数でしか割り切れないもの」と定義されます。即ち2、3、5、7、11…とたくさんあるわけですが、今回紹介するのは「13」と「17」なんです。ニッチな領域に趣味をお持ちの方ならここでピンときているとは思います。
前置きが長いので核心をついていきますね。今年は221年に一度の奇跡が、アメリカ北東部で起こったのです。その正体は、
そう、セミなんです。「素数ゼミ」といい、「13年ゼミ」と「17年ゼミ」といいます。
昆虫が苦手な方もいらっしゃるでしょう、フリー素材で勘弁してください(笑)ダメな方はこへんでページを閉じてしまっても構いません。
今年2024年は221年ぶりに「13年ゼミ」と「17年ゼミ」が同時大量発生を迎える年だったのです。前回の大量発生が1803年、随分昔の話でなにかノスタルジーな気分になりませんか?日本では江戸時代11代将軍徳川家斉が即位した時代です。フランスではナポレオンが皇帝にまもなく即位する時代です。
13年かけてあるいは17年かけて土中で成長し、土から這い出て、たった1か月のいのちを使い羽化し子孫を残してまた●●していく。類まれな自然現象に何か畏敬の念を持ってしまいますね。
なお、大量発生・同時羽化によって生まれるセミの個体数は約1兆匹。1個体が約3㎝弱なので全てつなぎ合わせると、地球と月を33往復できるくらいの長さになるそうです。オスがメスを求め鳴き始めると、合唱状態ではジェットエンジンに匹敵する騒音状態になるそうです。ちなみに詳細は動画配信者さんがたくさん動画をあげていますので、彼らにお任せしますね。
5月頃に始まったセミ騒動ももうニュースにならないくらい鎮静化しました。まさに栄枯盛衰、一瞬にして過ぎ去ってしまった儚い出来事でした。もうすぐ夏が終わりますね、残暑に気を付けてお過ごしください。
リハビリテーション部 保坂