看護部の佐藤です
今日は、看護師と准看護師、看護助手の役割についてお話をします。
日本看護協会で出しているガイド「看護チームにおける看護師・准看護師および看護補助者の業務のあり方に関するガイドライン及び活用ガイドを参考にお伝えします。
<看護師>
● 多様な場にいる多様な対象者について、身体的・精神的・社会的・文化的側面からとらえ、系統的な情報収集を行い、情報を分析・解釈・統合することで対象者の状態を総合的にアセス メントし、その後の変化も予測しながら、健康の維持増進・疾病予防の観点も含め、看護課題の優先順位を的確に判断する。
● 対象者や家族の尊厳や権利、価値観を尊重・擁護しながら、意思決定を支援する。
●科学的根拠に基づき、対象者の意向や特性、状況やその変化に応じた計画を立て、看護を提供する。
● 各保健・医療・福祉関係職種の役割を理解した上で、対象者の目標を共有し、保健・医療・福祉チームとして質の高いケアを提供出来るよう多職種と連携・共同する。
<准看護師>
● 看護師の指示のもと、対象者の状態や変化を観察し、記録・報告するとともに、他職種と協調しつつ、対象者や家族の尊厳や権利、価値観を尊重・擁護し、安全に配慮しながら安全に看護を提供する。
<看護助手>
● 看護チームの一員として看護師の指示、指導のもとに、看護の専門的判断を要しない看護補助業務を行う。標準化された手順や指示された手順に則って、業務を実施する。
という事です。具体的には、准看護師さんは、リーダー的業務や学生指導は出来ません。看護計画も基本独自で立案・評価は出来ず、看護師の指示が必要になります。また、看護助手さんは、医療行為や判断、専門的看護の判断を要しない、身体介護や環境整備、事務関連のお仕事をして頂いています。
今日も硬い内容になってしまいました。あしからず。(―_―)!!