それって私の仕事?

こんにちは、最近テレビ東京の経済番組を見すぎてこの先の未来を想像するのが趣味になりつつある検査課 日向寺です。

 3月、4月は職場の人材が入れ替わる時期でもあります。私はこの時期にいつも思い出すことがあります。

 それは私が技師の仕事も慣れてきた3年目の春の事です。
以前の職場は春に転勤があり、上司や先輩の顔ぶれが変わるのでシフトも事務作業も入れ替えなければならなかった時に雑用を任されました。

「それって私の仕事ですか?」と上司に聞いたら「はぁ?技師以外の仕事を全部助手さんがやると思うなよ。何様のつもりだ!」と怒号が飛びました。「誰でも出来る仕事こそやって当たり前だ!」とも言われ技師としてのプライドを持とうと思っていた矢先の鼻っぱしをへし折られたことがありました。
「若い時は苦労してなんぼだ。」といいますが、その通り。自分がフットワークを軽くしていれば柔軟な対応が出来ることを今になって実感します。

専門職は各々の専門分野があるため「それって私の仕事じゃないですから。」というセリフをよく耳にします。「私の仕事」って何でしょうね?

ちなみに放射線技師しかできない仕事は「放射線が発生する装置のスイッチを押す」ことです。これは免許がないとしてはいけない仕事です。MRI装置は放射線を扱っていないので誰でも操作することは可能です。こう言ってしまうと方々からお叱りの言葉が飛んできそうですがこれにつきます。

「仕事」を細分化していくと専門職の仕事はシンプルになる。どこの業態も人材不足に悩んでいます。人手を増やすことで解消されるならいいのですが、「私の仕事」の考え方を改めると案外うまくいくこともあるのかなぁと思う今日この頃。

やはり経済番組の見すぎかな。コメンテーターみたい(笑)私自身も時代の変化に柔軟でいなければ。毎年春を迎える時期には自分を律しております。

             

 

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